民謡酒場「豊年」

 大阪ドーム観戦終了後の楽しみは何といっても民謡酒場訪問です。一番の行きつけは、大正駅前の「はいさい」ですが、その前にそのすぐ近くにある「豊年」も時々民謡ライブをやっていたはずと覗いて見ると何と、店は満員でライブたけなわ状態!これは入らないわけにはいかないと最前列にあったわずかな隙間に腰を下ろしました。座席の足下が掘りコタツ風になっていて、腰に不安のある私としては大変ありがたい。以前の店を少し改造しているよう。厨房で忙しく働く女性を見ると以前の女将とは違う感じ。(退店時に尋ねると、やはり経営者が替わったとのことです。)

 経営者が替わっただけでなく、いつも民謡ライブが行われているのも大きな変更点です。しかも、このライブの主役は、嘗て「美童」や「はいさい」でライブを担当していたM師匠でした。入店時は、カチャーシ状態。M師匠は「アッチャメ小」「嘉手久」「天川節」から「六調節」とどんどん盛りあげていました。さすが、M師匠!ライブを何時間もこなすM師匠は、三線を釣用の透明道糸を使って肩から下げています。いつもと変わらぬスタイルです。すると、こんどは津軽三味線風の演奏をして場を盛りあげています。さすが、客を納得させる技量とサービス精神を持っているM師匠です!

 少し休憩を取りたかったのか?M師匠は、最前列に座っている私に「やりなさい」風に三線を差し出しました。これを拒むのは罰当たりです。ドームで飲んだビールの酔いの勢いで3曲ほどやりました。ここでおしまいにしようとすると、煙草を吸っているM師匠は「続けろ」の合図があり、更に2曲と計5曲演奏してやっと降壇の許可がおりました。多少手や歌詞を間違いましたがそれもご愛敬ということで許して頂きました。人前三線は最高の練習だ!

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